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NANOVコート(ナノVコート)シリーズ

NANOVコートの開発経緯

「NANOVコート」の、最大の特徴は、内装材料等から放散される有害なVOCを抑制できないか!? ということから、開発にいたりました。
まだまだ、ホルムアルデヒドだけに注意されている現状ではありますが、近年特に有機酸が問題視され始めてきました。(F☆☆☆☆だから、本当に大丈夫なのでしょうか?)

有機酸の内、ギ酸は美術館や博物館の絵画や銅板などに変色や腐食などの悪影響を及ぼすため、すでに酢酸とともに重要な室内空気汚染物質に位置づけられており、基準値も設定されています。
またギ酸は皮膚や、粘膜に強い刺激性を有する事から近年シックハウス症候群への関与も示唆されています。
 当、「NANOVコート」はそういった今までは余り知られてはいませんが、非常に危険性の高いギ酸酢酸放散抑制を可能にした点と、ホルムアルデヒドをはじめとした有害物質の放散抑制効果を飛躍的に高めた内装材料向けコート剤なのです。(非常に安全と安心を先駆けております。)

使用の範囲としては、フローリングや壁紙クローゼットや建具、家具などに塗布します。それは表面の美観を保ちながら建材などから発生する有害物質の放散を非常に抑制することができ、一歩進んだシックハウス対策を可能にする画期的なコート剤です。

構造としては、内装材料の表面に塗布することで、材料表面に微細なナノバリア層を設けます。
それにより内装材料から、放散される有機酸(ギ酸、酢酸)、カルボニル類(ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド等)、芳香族類(トルエン、キシレン等)、エステル類、テルペン類等、TVOCすべてを幅広く抑制する効果を有しています。

開発途中には大形チャンバーによる子供部屋を想定した居室のシミュレート実験をいたしました。(ここまでの実験及びバックデータは非常に信頼性が高い上、稀少です。)
結果として、有機酸(ギ酸、酢酸)、カルボニル類(ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド等)、芳香族類(トルエン、キシレン等)、エステル類、テルペン類等、TVOCすべてに対して幅広く放散抑制効果が認められました。

また、パイロット施工物件として、根津美術館増築工事、東京国立博物館独立展示ケースなど、極めて規制の厳しい案件でも優れた有機酸抑制効果を発揮しております。
上記実験結果では、NANOVコートを表面のみ塗布した建材の場合、未塗布の建材に比べて放散量は、ギ酸で15%、酢酸では60%抑制されており、ホルムアルデヒドは4分の1に、トルエンは9分の1にまで放散を抑制する結果が得られました。また合板に全面塗布した試験では、ギ酸、酢酸を含む有機酸の放散量を10分の1に抑制する結果が得られました。(JISの大形チャンバー法による試験結果です。)


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